昔の歌に「分かっちゃいるけどやめられない」という歌詞の曲がはやった事があります。
 現在ではその「やめられない」思考や行為を強迫観念や強迫行為と呼び、そのために日常生活に支障をきたしている場合の状態を強迫性障害と呼んでいます。
 例えば、自分で戸締まりや火の始末をしておきながら、それを忘れたのではないかという考えが常にわき起こり(強迫観念)、何度も家に戻って確かめてみる(強迫行為)などがあります。ほかにも、触った物が汚いと感じ何度も何度も手を洗ってみるとか、数が気になり目に付いた物を一つ一つ数える、つまらない事でも疑い、理由が知りたくなり確かめる、などさまざまな症状があります。
 自分ではこれらの考えが不合理である事が分かっており、それでもやめられないために、さらに苦痛が増して、家に閉じこもってしまう事もあります。何もしなければ何も考えなくて済むというわけです。
 この強迫症状はセロトニンという物質の調節が脳の中でうまくいっていないために起こると現在では考えられています。しかし、几帳面で責任感も強いが、融通性や柔軟性に乏しいといった性格の人にかかりやすいというのも事実です。従って、治療は、脳内のセロトニンを調整する薬が中心となりますが、性格からくる認知のゆがみも治していく必要があります。

診特定医療法人 三上会 総合病院 東香里病院
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