利息にかかる税金 平成18年11月15日号

 先月号の続きから始めていきたいと思います。
③利息にかかる税金の計算方法
 先月号の①の単利の元利合計から20%(所得税15%、住民税5%)の税金を計算しますと、10万円×0・01%×3年×0.2%(20%)=600円となります。
 それでは、同じく②の複利の合計から、利息が付く度に税金(20%)がかかる場合の計算方法は、税引き前の元利合計から税引き後の元利合計となりますので、税引き前の元利合計の10万円×(1+0・01の3乗から、税引き後の元利合計の10万円×(1+0・01×0.8)の3乗を引きますと、611円(四捨五入)になります。計算の方法を補足しておきますと、括弧の中は掛け算の0・01×0.8から始め、1を足すと1・008になります。これを3乗するので1・008×1・008×1・008を求めてから最後に10万円を掛けてください。ちなみに、1+0・01は年間の利率を、0.8は税金の20%を除いた数字を、3乗は年数をそれぞれ意味しています。
④元金の2倍まで増やすに
は何年かかるのか?
 これは「72の法則」を使えば概算する事ができます。例えば、年利1%の複利の預貯金の元利合計が元金の2倍になるには何年かかるのでしょうか。次の計算で求める事ができます。72÷1%=72年、なんと72年もかかる事になります。年利が0.5%の場合ですと、同じく72÷0.5%=144年になります。この計算式の年利の場合にはパーセント単位の値を使ってください。この低金利の時代において、預貯金だけで資産を増やすのは不可能だという事が分かりますね。
 次回も引き続き、普段の生活に役立つ幾つかの計算についてご紹介していきたいと思います。

実践!ライフマネジメント
日本ファイナンシャルプランナーズ協会会員
下北 行則さん

〈プロフィール〉
酪農研修を修了しカナダから帰国後、上級ファイナンシャルプランナー(FP)の資格を取得、独立系FPとして活躍中。
目標は世界を視野に入れたFPビジネスの展開。

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