認知症患者においては、接し方自体が精神的安定や向上に向けた重要なケアとなります。
 認知症患者はもの忘れが激しいゆえ、何度も同じ行動や質問を繰り返すことがしばし認められます。時には現実的にあり得ないような話をしたり、理解できない行動を認めることもあります。これに対して叱責したり、否定や訂正を行うことは無意味であり、返って混乱を招いたり、不快を募らせてしまうなど逆効果です。
 認知症患者は叱られた原因は忘れてしまうものの、叱られた時の感情的なしこりは残り、攻撃的、被害的な感情を抱かせたり、うつ状態にさせることもあります。
 間違った対応をとった時は理屈による説得や否定を行うのではなく、まず真剣に話を聞く態度を示し、冷静に本人の話を受け入れ、穏やかな気持ちで対応し、共感的納得を図っていくことです。老人が一生懸命行動したことを支持し、自尊心を傷付けさせないことが大切です。
 こだわりに対しては話題を変えるなど、機転でうまく対応することも必要となってくるでしょう。
 また、認知症患者へ一度に多くのことを話すと混乱を引き起こしますので、ゆっくり分かりやすい言葉で伝えることも大切です。
 言葉だけではなく、優しい仕草などで感情に働き掛けることも信頼関係をつくるのに効果的となるでしょう。

診特定医療法人 三上会 総合病院 東香里病院
枚方市東香里1-24-34 TEL072-853-0501
http://www.higashikouri-hp.com 

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