今回は尿路結石症にならないための予防法についてお話します。尿路結石症の中には、明らかな代謝障害やホルモン異常などの病気が原因となっている場合もありますが、大部分は特別な原因がありません。その場合にはどうしたら良いのでしょう。答えは「食事と水分摂取」です。
 水分摂取に関しては、食事以外に1日2000ミリリットル以上の水分を取ることが推奨されています。水分の種類としてはミネラルウォーターやお茶が良いようです。お茶の中でも緑茶や玉露といった高級茶には結石成分であるシュウ酸がたくさん含まれているのであまりおすすめではなく、むしろ麦茶やほうじ茶が良いようです。
 また、そのほかの飲料の中で、ジュース類に関して面白いデータがあります。オレンジジュースやレモンジュースには結石再発予防効果があるクエン酸が多く含まれているのに対して、グレープフルーツジュースやアップルジュースの場合にはむしろ結石形成の危険性が高くなるというものです。同様に炭酸飲料水の過剰摂取も結石形成の危険性が高まるようです。
 結石を経験した患者さんの中にはビールを多く飲むと予防になると信じている方が結構いますが、これは誤りです。大体こういうことを信じている方は、アルコール好きが多いようですね。ビールを飲むと尿量が増えるので尿管結石を自然排石させるのには効果があるかも知れませんが、予防にはなりません。従って、ジョッキを重ねる言い訳にはなら

泌尿器科部長 百瀬均院長 大山信雄先生
星ヶ丘厚生年金病院 
枚方市星ヶ丘4-8-1 TEL072-840-2641

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