ようやく秋の気配が感じられるようになりました。夏場はましになっていても、涼しくなるとぶり返してくる病気は少なくありませんが、その一つに夜尿症があります。今回からは、夜尿症すなわち「おねしょ」についてのお話です。
 読者の皆様の中にも、子どものころにおねしょで悩んだ経験をお持ちの方が少なくないのではありませんか?私の父は中学生までおねしょをしていたそうで、息子も小学生のころはよく布団をぬらしました。有名な坂本竜馬も、子どものころはおねしょばかりしていて、近所でも有名だったそうですね。このように、おねしょは決して珍しいものではありませんが、当事者や家族にとっては深刻な問題になることも少なくありません。
 ところで、赤ちゃんがオムツに尿を漏らしても誰もおねしょとは言いませんね。では何歳以上になったら、おねしょと言われるのでしょうか。実はこれに関しては定説がありません。おねしょ自体は肉体的苦痛をもたらすものではなく、命にかかわる病気でもありません。現実的には、子どもが社会生活を始める幼稚園入園や小学校入学の時点で、週の半分以上におねしょが見られる程度であれば、親として気になるところですね。実際、これくらいの年齢で受診されることが多いようです。
 ただし、次回以降で詳しく話しますが、通常子どもが昼間の排尿に関して正常な機能を獲得するのが3~4歳くらいなので、おねしょ以外に昼間の尿もれがある場合には、もっと早く受診する必要があります。

泌尿器科部長 百瀬均院長 大山信雄先生
星ヶ丘厚生年金病院 
枚方市星ヶ丘4-8-1 TEL072-840-2641

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