読者の皆さんの中にも、高血圧と言われている方や、逆に低血圧で朝が苦手の方がおられると思います。
 普通、腕で測っている血圧は、上腕動脈という動脈を流れる血液の圧力です。血圧は、どの動脈で測定するかによって、異なる値になります。例えば、正常の場合、足首で測った血圧は、腕の血圧より10%くらい高い値になります。また、動脈に狭くなっている部分がある時には、そこから先で測った血圧は低くなります。
 最高血圧(収縮期血圧)は、心臓がぎゅっと収縮して動脈に押し出した血液の勢いを表します。一方、最低血圧(拡張期血圧)は、心臓の弁が閉まっていて、動脈に血液が送り出されていない時の血圧です。
 最高血圧と最低血圧の差は、動脈硬化が進んで血管がしなやかでなくなると、だんだん大きくなる傾向があります。また、最低血圧が高い時には、塩分の取りすぎで体に余計な水分がたまっていることもあります。
 高血圧が続くと、血管の壁に負担がかかって動脈硬化が進みやすく、心筋梗塞や脳梗塞の原因となります。また、血液のポンプである心臓を余計に働かせることになり、心臓の酸素需要が増える結果、酸素の供給が追い付かなくなると狭心症や心筋梗塞のような虚血性心疾患を起こします。
 目立った自覚症状がなくても、高血圧を放置しておいてはいけません。

健康レター 大星クリニック  
田中 恵子院長に尋ねる
診療科目/内科・人工透析
枚方市中宮本町7-15 TEL 072(805)0055
平成8年広島大学医学部卒。旧国立大阪病、NTT西日本大阪病院を経て、平成17年より現職。

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