糖尿病は、血液中のブドウ糖を体がうまく処理できなくて、ブドウ糖の濃度、つまり血糖値が上がってしまう病気です。
 筋肉が働くためにはエネルギー源であるブドウ糖が必要です。インスリンは、筋肉などの細胞にブドウ糖を取り入れさせるホルモンです。インスリンの作用が落ちて細胞がブドウ糖を取り入れることができず、血液の中で余っているブドウ糖を体がうまく利用できない状態が糖尿病なのです。
 インスリンは、すい臓で作られるホルモンです。日本人の糖尿病のほとんどを占める2型糖尿病では、カロリーの取りすぎ、運動不足などがきっかけとなってインスリンの効きが悪くなることで発病します。一時はすい臓が頑張って大量のインスリンを出すのですが、効きが悪いので役に立たず、しまいにすい臓がへばってインスリンを十分出せなくなってしまう、という経過をたどります。
 日本人は遺伝的にカロリーの取りすぎに弱く、そんなに太っていなくても糖尿病になる傾向があります。特に、血のつながった人に糖尿病の患者さんがいる方は要注意です。2型糖尿病の初期は自覚症状がなく、また空腹時血糖や尿検査だけでは診断しにくいのですが、ヘモグロビン・エー・ワン・シー(HbA1c)という、過去1、2か月の血糖値の平均を反映する数値も参考にすると診断がより確実となります。どうかなと思われる方は一度診察を受けてみましょう。

健康レター 大星クリニック  
田中 恵子院長に尋ねる
診療科目/内科・人工透析
枚方市中宮本町7-15 TEL 072(805)0055
平成8年広島大学医学部卒。旧国立大阪病、NTT西日本大阪病院を経て、平成17年より現職。

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