大星クリニックは、内科の診療のほかに人工透析も行っています。でも、透析って、一体なんでしょうか。
 腎臓の働きが悪くなると、体の中の老廃物(ごみ)は尿の中に出にくくなり、次第にたまってきます。この状態を腎不全といいます。慢性腎不全では、血液を濾して尿を作るおおもとの装置である糸球体がだんだんにつぶれていくので、腎機能が少しずつ低下して血液中のごみの濃度が上がっていきます。体がごみの増加に耐えられなくなった時、尿毒症の症状が出てきます。
 尿毒症の症状は、最初は食欲不振や吐き気などですが、そのうち痙攣や昏睡が起こり、最後には命を失ってしまいます。
 でも、尿毒症が出るころになっても、血液を洗ってごみを取り除けば、患者さんはまた元気になれるのです。血を血で、ではなく、血を水で洗うのが透析の原理です。
 透析を始めたら「一生しなければダメですか」と、よく聞かれます。慢性腎不全の場合、糸球体は再生不可能なので減り続け、尿毒症が生じるころには正常の1割未満に減ってしまっています。自前の腎臓の限界まで頑張ってきたので、ずっと透析を続ける必要があるのです。
 一方、急性腎不全では、糸球体でできた尿を処理する尿細管だけが侵されていることがあります。尿細管は再生可能なので、その場合は数週間後に透析を止められることがあります。

健康レター 大星クリニック  
田中 恵子院長に尋ねる
診療科目/内科・人工透析
枚方市中宮本町7-15 TEL 072(805)0055
平成8年広島大学医学部卒。旧国立大阪病、NTT西日本大阪病院を経て、平成17年より現職。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

トラックバックURL

*

ページ上部に