寒くなると当然風邪を引く人が増えてきます。一口に風邪と言いますが、厳密には風邪症状と考えるべきでしょう。
 風邪症状とは、鼻水(鼻炎)、咽頭痛(咽頭炎、扁桃腺炎)、咳(気管支炎)など様々な症状が組み合わさった疾患の複合体です。これらをまとめて端的に表している病名は「急性上気道炎」です。もちろんこれらの症状がすべて出てくる場合も、どれかが顕著な場合もあります。
 風邪が万病のもとと言われるのは、これらの症状(疾患)が進行し、重大な病気に発展していく可能性があるからです。
 鼻炎は副鼻腔炎・中耳炎に、咽頭炎・扁桃腺炎はリンパ節炎に、気管支炎は肺炎・胸膜炎にと重大な病気になることがあります。
 当院の呼吸器科では、発熱を伴い、2週間以上せきが続く患者さんには必ず胸部X線撮影を行うことにしています。するとかなりの頻度で肺炎が見付かります。もちろん軽症の場合が多いので、この時期に抗生物質治療を行えば、1~2週間で完治します。
 高齢者にとって肺炎は命取りになりかねない疾患です。近ごろは肺炎球菌ワクチンがあり、かなりの効果を上げています。一回の接種で良いのでぜひおすすめします。

Do Sports 医療法人 松徳会
理事長 松谷 之義
枚方市津田西町1-29-8 TEL 072(859)3618
’70年京都大学医学部卒 ’78年同大学医学博士学位取得 大阪府私立病院協同組合理事長、同病院協会常任理事、日本病院会理事、日本療養病床協会常任理事、近畿医療共同組合連合会理事、大阪府医師会高齢者対策委員会委員、おおさか抑制のない高齢者ケア研究会副会長、大阪介護支援専門員協会相談役を歴任。

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