最近「慢性腎臓病」が注目されています。その理由は、慢性腎臓病が悪化すると透析が必要になるためと、腎臓の力が低下するに従って心血管系疾患(心筋梗塞や脳卒中など)が増加するためです。
 では、慢性腎臓病はどのようにして発見されるのでしょう。腎臓は非常に予備力のある臓器なので、自覚症状はなかなか出ません。ほとんどは、尿や血液の検査を受けて初めて発見されます。
 尿の検査では、1.繰り返し検査をしても尿蛋白が陽性(2+以上)や、2.尿蛋白と尿潜血反応がともに陽性(1+以上)である場合に、専門医を受診すべきとされています。
  血液検査では血清クレアチニンが重要です。ただ、クレアチニン値は年齢や性別によって変動し、高齢者や女性では、正常範囲内でも実は腎機能が低下していることがあり、腎臓病を見逃すことがあります。
 この問題を解決するために最近、糸球体濾過量(腎臓が尿をつくる力を正確に表す指標)をクレアチニン値と年齢、性別から推定する計算式が考案されました。3.推算した糸球体濾過量が50ml/分未満なら専門医に相談すべきと、日本腎臓学会では推奨しています。
 症状が出る前に慢性腎臓病が発見できれば、生活習慣の注意と治療で腎臓を温存したり、少なくとも悪くなる速度を緩やかにすることができます。
 市民検診や学校、会社での検診をきちんと受け、前述の1・2・3のいずれかの異常があれば専門医に相談することをお勧めします。

診特定医療法人 三上会 総合病院 東香里病院
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