私は子どもに対して、無条件の愛をもって育ててきました。でも子どもは今、親に反抗ばかりします。何か悲しくて仕方ないです…。

「愛情」という言葉、それは、確かに美しい言葉です。しかしながら、この愛情、誠に厄介なものなのです。
年齢や環境によって差異はありますが、親に対して、「私は100%、無条件の愛を受けて育ちました。親に感謝することはあっても、恨むようなことは決してございません」と断言できる人は何人いらっしゃるでしょうか?少し乱暴な表現になりますが、子どもは親を恨んで成長していくものだと私は考えています。
世の中には完璧な親などあり得ません。また何をもって完璧と言うのかも分かりません。親は子どもに対して「反面教師的存在」なのです。また、親は子どもに対して「無条件の愛、無償の愛」を持つと言われますが、本当にそうでしょうか?
赤ん坊を抱き締めます。赤ん坊はあどけない笑顔を見せます。親はうれしいでしょう。子育ての本を読み、より良い育て方を学びます。なぜなら、「良い子」になってほしいからです。ややへそ曲がりな表現になりますが、良い子に育つという、条件を満たしてほしいが故に親は愛情を注ぐのです。無償ではありません。有償の愛なのです。
では、「無条件の愛、無償の愛」はあり得るのか?あり得ます。それは親が子どもに注ぐものではなく、子どもが親から得るものが本当の無条件、無償の愛なのです。
「私は子どもを無条件の愛をもって育てた」と声高に叫ぶのではく、「私は無条件に子どもに愛された」と、とらえ方を変えてみてはいかがでしょうか。
今回、ちょっと厳しい文面になってごめんなさい。

こころの教育Q&A 子どもの心理を知ろう
家庭教育専門カウンセラー 深田 昭一 さん
心理分析室 深田昭一事務所
TEL 06(6942)0605

大阪青年会議所会員(文化都市推進委員)
元暴走族から更生、教師を経てカウンセラーに転身。現在、カウンセリング、並びに各地での講演活動を実践。テレビ、ラジオなどにも出演。

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