自分で立てた目標を自分自身と約束 H24.2月15日号

 毎年、わが家では子どもに「今年一年の目標」を立てさせるのですが、その目標が達成されたことはありません。意志が弱いからでしょうか?

 子どもさんが目標を語る際に、その目標を口に出して言っているのか、それとも何かの用紙に書かせておられるのかどちらでしょう?
私が代表を務めるカウンセリング研究会では、毎年、年頭の講義で、会員の皆さんに今年一年の目標を用紙に記入していただいております。その用紙の表題は「約束ワークショップ」です。自分自身が立てた目標を自分自身と約束してもらうのです。
手法はこうです。まず1番目は、「今年は私にとって必ず○○○点となります!」。この○○○にはすべての方に100点と記入してもらいます。70点や80点と控え目な点数ではなく、最高得点の100点とします。2番目は、「私は今年、必ず○○をやり遂げます!」。3番目は、「私は今年、必ず○○○な態度で人に接します!」です。
ここでの注意点は、「こうなればいいと思います」。「こうしたいと思います」。このような書き方は禁止です。右記の言葉、これは目標ではなく「願望」なのです。願望では達成できる可能性は低くなります。
ではどのような書き方をしてもらうかと申しますと、「私は必ず、今年中に3キロダイエットを成功させます!」「私は必ず、今年中に本を50冊読みます!」と言い切ってもらうのです。目標達成の要諦は期限付き、かつ、言い切り型です。
そして最後の項目は、「今年の私の未来を一語で表わすと」。用紙の大きなマス目に一字を書いてもらって、今年の未来を決定します。思考は実現するのです。ぜひともお試しください。素晴らしい未来図を描いてください。

こころの教育Q&A 子どもの心理を知ろう
家庭教育専門カウンセラー 深田 昭一 さん
心理分析室 深田昭一事務所
TEL 06(6942)0605

大阪青年会議所会員(文化都市推進委員)
元暴走族から更生、教師を経てカウンセラーに転身。現在、カウンセリング、並びに各地での講演活動を実践。テレビ、ラジオなどにも出演。

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