乳幼児期に何度も急性中耳炎を繰り返す病気で、症状は発熱、耳漏、耳痛、不機嫌などで、6か月に3回以上、1年間に4回以上繰り返すのが診断の定義となっています。1歳未満で中耳炎を起こすと、反復性中耳炎になりやすく、急性中耳炎のみを繰り返すタイプと、急性中耳炎と滲出性中耳炎を合併するタイプの2種類に分かれます。反復性中耳炎の原因は、免疫機能の未熟さ(特に1歳未満)、薬剤耐性菌、育児環境(集団保育、両親の喫煙)などが考えられています。
治療は、局所処置、内服、点耳薬などで行い、特に粘度の高い鼻水が多い場合は鼻の吸引処置が大事です。
また、内服や局所処置の治療を行っても、高熱が出る場合や機嫌が悪い場合は鼓膜切開での排膿処置が必要となります。鼓膜切開を行っても中耳炎を繰り返す場合は、鼓膜チューブを挿入する手術が必要となり、施設によって異なりますが、入院の上全身麻酔下に行います。
1歳から2歳を過ぎると軽快する場合が多くありますが、その時期を過ぎても中耳炎の反復性を繰り返すこともありますので、調子が良くなってからも、発熱、機嫌が悪い、粘度の高い黄色い鼻水が多い時は耳鼻咽喉科を受診してください。経過は長くかかることもありますが、根気よく治療を続けましょう。
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医学博士医長 濱田 聡子先生
日本耳鼻咽喉科学会専門医・同学会補聴器相談医・補聴器適合判定医・身体障害者福祉法による指定医・日本めまい平衡学会認定めまい相談医
星ヶ丘厚生年金病院
枚方市星ヶ丘4-8-1 TEL072-840-2641

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