20130901nakagawa「命が大事。いつでも相談を」
枚方市教育委員会 主催
平成14年から8年間、弊紙に人気コラム「心の相談室 SOSをキャッチする」を寄稿、読者から厚い信頼を寄せられていた中川信雄さんが、7月31日、枚方市市民会館会議室で「思春期セミナー 心と心をつなぐかけはし」を開きました。中川さんは枚方市内中学校校長を歴任、退職後、心の病や重荷を気軽に相談できる場を作りたいと、退職金を投じ宮之阪教育相談所を創設。教育アドバイザーとして不登校やいじめ、様々な問題に苦悩する子や親、教職員たちの相談に応じ、日々奔走しています。
自称超アナログ人間の中川さんは子どもたちがメールやラインで返事が来なかったら落ち込み、孤独で死んでしまいたいとさえ思う現象などを危惧。
しかし、そんな今でも必ず高視聴率を保持する「サザエさん」を例に、携帯もパソコンもない茶の間で、お父さんが中心にいて、悪さばかりする息子(カツオ)を叱っている。そんな家族の光景に、人は惹かれるのではないかと話します。
やんちゃだった自らの中学時代、こっぴどく皆の前で先生に叱られた。恥ずかしくてたまらなかったけれど先生を恨まなかった。なぜなら先生を畏れていたから。畏れるとは精神的に畏敬の念を持つこと。畏れると恐れるは違う。恐怖では人は育たない。そして、いつか自分もあんな大人になりたいと憧れ、教師になったと。
また、「子どもの初めての先生は親」。親は叱りながらも子どもを一心に心配している。子どもを怒らないで、叱ってやってくれ。怒るは自分の感情を相手にぶつけ、叱るは相手のことを思ってのこと、と。
教職現場で体を張り、子どもたちと絆を築いて積み重ねた豊かな経験と深い知恵で、投げかける言葉は愛情にあふれています。思えば、こんな大人に見守られて子どもたちは成長してきたのです。
「人間にとって一番大事なものは命。何かあれば相談においで」。言葉が力強く感じられました

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