濱田智崇さん

成長を急がず、待つことが大切



枚方市教委・社会教育課主催

思春期の心は揺れ動き、子育ての難しさを感じます。3月19日、枚方市市民会館で、電話相談や子育て支援の相談員にアドバイスをしている濱田智崇さん(京都橘大学健康科学部心理学科助教・臨床心理士)を講師に迎え「親を考えるセミナー」が開かれました。
思春期は、自分が何者であるか、自分の個性を見つけていく時期。仲間関係の発達段階には、①同じ行動をしたがる小学生期②同じ言葉(話題)を共有できるのが仲間という中学生期③お互いの違いを認めつつ付き合う高校生期があるが、今はこの発達が遅れていると言います。
また、SNSの利用によって、スピードが求められ、本質的なことを見ずに、ノリでごまかしてしまう傾向がみられます。周りに気を遣い、一人になるのが怖い、自分自身の不安定さに苦悩も。そしてそんな子どもが挫折した時には、一時的にひきこもることも、自分と向き合う時間を持つチャンスだと話します。
親は、子どものしんどさを解決しようとするのでなく、気持ちを真剣に受け止めることが大切。すべて理解できなくても、そういう気持ちも存在するのだということを認めればよい。分かってもらえる人がいることでストレスが軽減します。分かってもらえる安心感を得てこそ、自分で解決に向かう力がわいてくるのです。
「なんで?」と「あなたは…」という言葉は攻撃的なので使わないで。思春期はコントロールされる感覚に敏感なので、「○○すべき」よりも「○○だったらいいな」という声掛けをすると反発が減るなど、子どもへの関わり方のアドバイスも。
親子関係で最も大切なことは相手をコントロールすることではなく、心を共有すること。子どもの声をよく聴いてほしいと訴えました。

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