今回は尿管結石のお話です。比較的多い病気で周囲に経験された方もおられると思います。
腎臓で作られた尿は尿管という極めて細い管を通って膀胱に集まります。腎臓にできた石がこの細い尿管に落ちてくると、尿がつかえて腎臓・尿管に圧がかかり、突然左右どちらかの腰・横腹・下腹部にかけて激しい痛みを自覚します。 冷や汗や吐き気を伴うことも多く、横腹を抱えて病院に来られたり、救急車を要請して病院を受診されます。お腹を押さえても痛みが強くなることはあまりなく、左右どちらかの腰をたたくと強い痛みを感じるのが特徴です。
検査は腎臓からの出口である腎盂に尿貯留がないかエコーで確認したり、尿潜血を確認します。CTで腎盂の尿貯留、結石の有無、石の大きさが確認でき、診断がはっきりしてその後の方針も立てやすいです。 通常5以下の小結石は数日以内に自然に排石されますが、それ以上の大きさでは泌尿器科での処置が検討されます。
症状は激しいですが、実は尿管結石だけで命に関わることはまずありません。
ただし、腎盂腎炎(腎臓に感染が起こる)を合併すると重篤化しますので、発熱があれば要注意です。
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救急科部長 竹中 洋幸
京都大学医学部卒
京都大学大学院卒
勤務歴:京都大学医学部付属病院、市立島田市民病院、康生会武田病院
専門分野:循環器内科

枚方公済病院
枚方市藤阪東町1丁目2番1号
TEL 072-858-8233

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