水痘(いわゆる「みずぼうそう」)には幼少時にほとんどの方がかかっておられると思います。 原因である水痘・帯状疱疹ウイルスはその後も体に潜んでいて突然末梢神経の一部で活動を再開し、いわば局所的な水痘を起こすことがあります。これが帯状疱疹で一生のうちに3人に1人ほどの方が発症しますので多くの方が経験されていると思います。
 初めに体の一部がチクチク痛み出し、次に痛む場所に一致して水疱を伴う赤い皮疹が並んで出現します。病変は1本の末梢神経に沿って出現するので、顔から足までどこにでもでき得ますが、左右どちらか片側だけです。皮疹が悪化するにつれて痛がゆさが強くなり、微熱・倦怠感も強くなります。水疱がかさぶたになり、剥がれて赤みが取れるまで約3週間かかり、それにつれて症状も軽減します。ただ、その後何年も痛がゆさが残って取れない場合(帯状疱疹後神経痛)も多いです。
 特効薬があるので早めに内服、ひどい時には点滴加療を実施します。中には痛みが出てから皮疹が出るまで1週間以上かかったり、最後まで出ないこともあり、診断に苦慮することもあります。免疫力が落ちた方がなりやすいですが、健全な方でも発症します。
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救急科部長 竹中 洋幸
京都大学医学部卒
京都大学大学院卒
勤務歴:京都大学医学部付属病院、市立島田市民病院、康生会武田病院
専門分野:循環器内科

枚方公済病院
枚方市藤阪東町1丁目2番1号
TEL 072-858-8233

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