「アナフィラキシー」は蜂に刺されて発症することがあり有名になりましたが、食物摂取や薬物投与でも起こる突然の全身の激しいアレルギー反応で、危険な状況にもなり得ます。体質によって起こる人と起こらない人がいて、起こる体質の人は特定の物質で繰り返し起こるので予防が大事になります。
症状としては突然全身の皮膚や粘膜が赤くむくんで腫れあがり、呼吸困難、腹痛や下痢、血圧低下からの気分不良、意識障害などが起こります。程度は様々で命に関わることは稀ですが、それでも日本で毎年50〜70例ほどの死亡が確認されています。
蜂刺されとしてはスズメバチ・アシナガバチ・ミツバチ、食物摂取としては小児では鶏卵・牛乳・小麦・果物によるものが多く、成人ではピーナッツ・そば・大豆・エビ・カニ・魚卵でも発症します。これらの食事摂取後に運動をすると誘発される場合もあります。
危険な状況ではアドレナリンの筋肉注射が有効で大事です。しかし、医療機関に行くまでに症状が強くなることも多いため、起こる体質の人には特定の医師から発症後すぐ使用できる自己注射薬も処方できるようになっています。適応は担当の医師とよく相談ください。
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救急科部長 竹中 洋幸
京都大学医学部卒
京都大学大学院卒
勤務歴:京都大学医学部付属病院、市立島田市民病院、康生会武田病院
専門分野:循環器内科

枚方公済病院
枚方市藤阪東町1丁目2番1号
TEL 072-858-8233

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