甲状腺と聞いてピンとくる人は少ないと思いますが、喉仏のすぐ下の皮下にある臓器で甲状腺ホルモンを作っています。甲状腺ホルモンは各臓器を活発化させる働きがあり、多すぎても少なすぎても体調が悪化します。
甲状腺ホルモンが増え過ぎると甲状腺機能亢進症と言われます。暑く感じてよく汗をかいたり、イライラしたり眠れなかったり、疲れやすかったりします。心拍数は増えて血圧も高くなり動悸を感じたり、ひどくなると心房細動などの不整脈が出たり、心不全が起こって呼吸苦を自覚することがあります。体のエネルギー消費量が増えるので痩せることが多く、眼が大きくなって眼球が突出してくることが多いです。食欲は出ますが、通常下痢気味になって排便の回数が増えます。
甲状腺ホルモン量は採血検査で測定できます。症状から甲状腺機能亢進症を疑われて血液検査で診断がつきます。疑わないと診断がつかないので見過ごされやすい病態です。甲状腺機能亢進症になる病気の代表にバセドウ病があり、甲状腺を刺激する物質を体内で産生するようになる病気で、男女比1対5程度で女性に多く、女性の50〜100人に1人が発症する実に頻度の高い病気です。
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救急科部長 竹中 洋幸
京都大学医学部卒
京都大学大学院卒
勤務歴:京都大学医学部付属病院、市立島田市民病院、康生会武田病院
専門分野:救急・総合診療科

枚方公済病院
枚方市藤阪東町1丁目2番1号
TEL 072-858-8233

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