枚方公済病院シリーズ:糖尿病

最近の日本成人の5人に1人が糖尿病と言われます。血糖が異常に高くなって管理しないと体を傷めて命に関わります。残念ながら一度発症すると治りませんが、うまく管理しながら長く付き合っていくことができる病気です。
糖尿病の病状で中心になる物質は膵臓で作られるインスリンという、血液中の糖分を体中の細胞内に取り込ませるホルモンです。インスリンの量が不十分になるか、働きが悪くなると血糖が上がって糖尿病になります。
ほとんどの場合は遺伝的にインスリン量が少ない人が、肥満・運動不足・食生活の変化の影響でインスリンの働きが悪くなって発症します(2型糖尿病)。この場合は食事と運動療法が非常に重要です。
まれに特殊な原因で膵臓でインスリンがほとんど作れなくなり、インスリンを投与しないと血糖が跳ね上がって体中の細胞が糖分不足で生命維持の危険に陥る重症タイプがあります(1型糖尿病)。
いずれにしても糖尿病になったらその後の血糖値管理が大事です。担当医とよく相談して、運動と食事療法・内服薬・注射薬・インスリン投与などで血糖値をうまく長期管理して体を長持ちさせましょう。
次回は糖尿病の合併症についてお話します。
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救急科部長 竹中 洋幸
京都大学医学部卒
京都大学大学院卒
勤務歴:京都大学医学部付属病院、市立島田市民病院、康生会武田病院
専門分野:救急・総合診療科

枚方公済病院
枚方市藤阪東町1丁目2番1号
TEL 072-858-8233

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