[定年後から始めた水彩画]才能開花 描く喜び充つ

定年後から始めた水彩画
才能開花 描く喜び充つ
枚方市氷室台 坊 末芳さん

「爽果(桃・梅)」と坊 末芳さん


坊さんは、長年、会社員として働き、67歳で退職。それまで絵筆を持つこともありませんでしたが、定年後、好きだった絵を描き始め、「休暇神戸」コンテストで最優秀賞を受けました。水彩画を学び始め、現代水彩画展での大賞や大阪府知事賞など、数々の賞を受賞。現在、地域の2教室で指導をしています。

遠くに行かなくても身近に、国見山や交野山があり、その麓には山根の道があり、里がある。人の営みが息づき、田、畑、水が流れ…、ここは素晴らしい景色の宝庫と話す坊さん。生徒さんたちにも上手い、下手など言うことはありません。
「何気ない日常の風景や自分の心に響く場所を見付けてはスケッチしたり写真に撮って、自由に、きれいな色で、一緒に描こうよ」と自然体が印象的です。

「くにみ山の秋色」



今後の目標を尋ねると、「特にないなぁ。今、こうして居られることがいいなぁ。ありがたいなぁ」と。人生の後半に好きな絵に出会えて良かった。賞を取れたことも嬉しかったけれど、今は好きな絵が描ける環境にあることと、周りの人々に感謝しかないと話します。

常識や現実の色にとらわれず、心で感じたまま描けばいい。何を見て、どう感じたか。対象物の本質と生命力を、美しい色彩で表現したいというロマンと、人間味あふれる人柄で画業を築いた坊さんの飄々とした表情が、何とも魅力的でした。

●坊さんの作品はインスタグラムで見ることができます。
sueyoshi.bou

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