[卓球マスターズで日本一]勝負に挑む姿、輝く!

卓球マスターズで日本一
勝負に挑む姿、輝く!
片岡 年子さん

2月7日、市民スポーツ賞授賞式で

 卓球は今、日本選手の世界大会での活躍で注目を集めています!

 枚方市卓球連盟所属の片岡年子さん(63歳・香里ケ丘在住)が、昨年10月に開催された全日本卓球選手権大会(マスターズの部)女子ローシックスティの部に大阪代表として出場、96人で争い、見事優勝しました。

 片岡さんは33歳の時に子どもを交代で見ながらできるスポーツをと卓球を始めましたが、学生時代は陸上部で、卓球はそれまで未経験でした。全国大会のベスト8以上では、若い頃から長いキャリアを積んできた全日本クラスの選手らが並みいり、その中では珍しい存在です。

「準決勝、決勝となると自分は挑戦する立場で、向かっていくだけ」と。ただ、同世代の経験者はペンハンドラケットの使用者が多く、裏表の2面が使え、バックハンドに強いシェイクのラケットを使用したことは彼女の強みです。
49歳で仲間らとチーム「みらくる」を結成、2年後には全日本クラブ卓球選手権大会(チーム戦)で優勝。平成29年には
全日本クラブ選手権大会女子50代の部ダブルスで準優勝と戦歴を重ね、今回個人の部で日本一に。

片岡さんは「基本に忠実であったことが強さの秘訣」と。遅く始めたからと諦めず、我流ではなく基本を守り、30年間練習を積み上げてきました。さらに「勝ちたい!」という強い思い。「今回の大会は振り返ると苦しい試合ばかり。それでも、ひたむきに一本一本を返していったことが嬉しい結果へとつながりました」とも。

そして、勝利のかげには周りのサポートと理解があったからこそ。子どもが小さい頃は預かってもらったり、試合の日に長く家を空けたりなど、家族たちには我慢を強いたのではと振り返ることも。でも成長した子どもらの「自分の母親が好きなことに打ち込んでいて良かった」との言葉は、子育てをしながらも卓球に情熱を懸けてきた彼女への心からのエールです。

自分自身の生きがいとして、卓球に挑み続ける片岡さんの姿には勇気づけられます。これからのさらなる活躍が期待されます!

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