吉田医療新聞:女性の高血圧症・「更年期高血圧」について

今年もクチナシの香りが漂う季節となりました。今回は女性に特有の高血圧症である「更年期高血圧」についてお話します。
以前は低血圧だった方でも更年期を迎えると高血圧になる女性が増えてきます。なんと50歳以上の女性の2人に1人が高血圧とも言われており、高血圧の始まりは更年期と言っても過言ではないのです。
ではなぜ更年期になると血圧が上がるのでしょうか?それは女性ホルモンの一つであるエストロゲンの分泌が減ることにあります。エストロゲンには血管を柔軟にして老化を防ぐ作用があるのですが、それが減ると血管のしなやかさが失われ動脈硬化が進行します。
またエストロゲンが減少すると自律神経のバランスが崩れやすくなり、その自律神経によってコントロールされている血圧が不安定になって高血圧になりやすいのです。よって女性の方には40歳代から家庭血圧を測る習慣をつけることをおすすめします。
「更年期高血圧」を軽減するためには①ストレスをためず十分な睡眠をとること②有酸素運動を毎日30分以上行うこと③塩分の多い食事を控えることが大切ですので実践してください。

毅峰会 吉田病院(枚方市北中振3-8-14)
TEL 072-833-1831
循環器内科部長 木戸 淳道

京都府立医大医学部卒業
日本循環器学会専門医
日本心血管インターベンション治療学会専門医・施設代表医

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