女と男で新しい社会を!

講演会枚方市男女共同参画週間事業
女と男で新しい社会を!
ジェンダー論研究者 瀬地山 角さん


「10年間、2人の子どもの保育園の送迎をし、今も毎日の夕食作りを担当する」という、テレビで話題のジェンダー論研究者の瀬地山角さん(東京大学教授)。
6月29日、メセナひらかた会館で講演会「男の家事が社会を救う!楽しく学べるジェンダー論」が開催されました。
テレビのCMをユーモアと皮肉を交えて紹介。「日本のお母さん」というイメージのCMでは、母親だけが仕事と家事に追われ、父親は亡霊のように映像から消えてしまいます。瀬地山さん自身の息子が家事を手伝い、食品の在庫をも把握していたというエピソードを挙げ、男性でも家事はできる、「手伝う」という姿勢ではなく、男性も主で家事を担うべき、と。
一方で、栄養ドリンク一本でスーパーマンのように働かされる父親像も。「優しくて、頼りがいのある人」という女性からの男性に対する大黒柱的な幻想。相反する個性を求められる男性も大変です。

今は家庭は二頭立ての馬車で引っ張る時代です。共働き世帯の一日の家事従事時間は女性5時間弱、男性が46分(2016年社会生活基本調査)で、女性は仕事と家事の二重苦で、正社員を続けるのは厳しい状況。しかし夫が一日平均3時間、家事・育児を担えば、正社員で妻が働き続けることができ、夫婦で「ジャンボ宝くじを当てた」のと同じくらいの収入になります。

子育ては夫婦の協力あってこそ。植林をしないまま林業を行うのと同様に、「子育て」という植林をしないと、日本はいつしかはげ山になってしまいます。朝、保育園に子どもを連れていくお父さん、抱っこひもをつけたお父さんも増え、若者世代の意識は変わりつつあります。「育児は母親の手で」という考え方を一新しなければなりません!

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