枚方公済病院シリーズ:蕁麻疹

 蕁麻疹はよく経験する身近な病気ですが、経験が無い人もいれば何度も繰り返している人もいます。
 蚊に刺された部位が腫れるのとほぼ同じ様子で、突然体中のあちこちがかゆみを伴って赤く腫れてきます。さらに腫れが癒合して地図状に広範に広がります。数時間以内に改善してしまうことが多いですが、1日以上続いたり、良くなったり悪くなったり毎日繰り返すようになって長ければ数年間も続いて厄介なこともあります。
 原因がはっきりしているのは3割程度で多くは原因不明です。食物や薬剤に対するアレルギー・光や汗などの物質との皮膚接触・感染・精神的ストレスなどの刺激に反応して、炎症を引き起こすヒスタミンという物質が皮膚内で増加します。そうすると血管から水分が皮膚内に染み出て腫れあがったり、かゆみを引き起こしたりします。原因の除去が大事で、抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬の内服や注射薬が効果があります。
 それだけなら決して恐くない病気ですが、口腔や喉の奥の粘膜まで腫れてアナフィラキシーという状況を合併すると、血圧低下からの気分不良や呼吸困難を来して危険なこともあるので、その際は救急車を呼んででも病院に急いでください。
……………………
救急科部長 竹中 洋幸
京都大学医学部卒
京都大学大学院卒
勤務歴:京都大学医学部付属病院、市立島田市民病院、康生会武田病院
専門分野:救急・総合診療科

枚方公済病院
枚方市藤阪東町1丁目2番1号
TEL 072-858-8233

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です