枚方公済病院シリーズ:高コレステロール血症

今の日本で命に関わる病気は悪性腫瘍が一番多いですが、動脈が急に詰まったり破れたりして起こる心筋梗塞や脳卒中などの病気を集めると同じほど多くなります。動脈を長持ちさせることが元気に長生きできる秘訣になりますが、そのために血液のコレステロール、特にLDLコレステロール(悪玉)の値の管理が重要です。
LDLコレステロール値が高いと動脈壁にコレステロールがたまって動脈が傷んで、急に詰まる可能性が高くなります。心臓や脳などの大事な臓器の動脈が詰まると命に関わることになります。LDLコレステロール値管理のために卵類・レバー・動物性の脂肪の摂取を避けるなど食事の管理がもちろん大事ですが、遺伝など体質の問題もありますので必要時は内服薬をお勧めします。
中性脂肪は少し高い程度なら直接病気との関連はないですが、肥満と関係して二次的に多疾患に関わることが多いので、むしろ体重管理が大事です。
動脈を傷める原因にはほかに喫煙、高血圧、糖尿病、男性、遺伝などがあります。持病も関わってきますのでその人独自のLDLコレステロール値の目標を定める必要があります。担当の医師とよく相談いただければと思います。
……………………
救急科部長 竹中 洋幸
京都大学医学部卒
京都大学大学院卒
勤務歴:京都大学医学部付属病院、市立島田市民病院、康生会武田病院
専門分野:救急・総合診療科

枚方公済病院
枚方市藤阪東町1丁目2番1号
TEL 072-858-8233

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です