吉田医療新聞:慢性心不全の悪化を防ぐ運動療法 「心臓リハビリテーション」について

心地よい秋風が吹きわたる季節となりました。引き続き新型コロナウイルス感染対策は必要でありますが、こんな季節から心不全の患者さんに開始していただきたい「慢性心不全に対する運動療法」についてお話します。
昔は心不全である人は安静が第一で運動は避けるべきだという考えが主流でしたが、心不全の悪化を予防するためにはむしろ積極的な有酸素運動を行う方がよいことが分かってきました。
この運動療法は「心臓リハビリテーション」と呼ばれ、スポーツ選手のような激しい運動ではなく、自律神経や全身の血管の状態を是正するために有酸素運動で行うことがポイントです。どのような強度の運動をどれくらいの時間行うかは個々の患者さんによって異なりますので、まずは心肺運動負荷試験を行っていただいた上で基礎データを取り、それに基づいて「最適な心臓リハビリテーションプログラム」を組むようになっています。
最近では病院だけでなく、循環器専門のクリニックでも「心臓リハビリテーション」を行うことができますので、慢性心不全の方はぜひ主治医の先生に一度相談してみてください。

毅峰会 吉田病院(枚方市北中振3-8-14)
TEL 072-833-1831
循環器内科部長 木戸 淳道

京都府立医大医学部卒業
日本循環器学会専門医
日本心血管インターベンション治療学会専門医・施設代表医

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