枚方公済病院シリーズ:関節リウマチ

いわゆる「リウマチ」正しくは「関節リウマチ」は有名な難治性の病気で国民全体の1%近くの人がかかります。男女比は約1対3で女性に多く、20〜70歳の間に好発します。関節が病変の中心ですが、目・肺・腎臓・全身の血管に病気が及んで重症化することもあります。
初期症状は倦怠感、食欲不振、朝の体のこわばりなどで、その後に関節の痛み・熱感・腫れ・歪みなどが出てきます。手足の指など小関節から始まって全身の関節に広まります。関節内で自己免疫(自分の抗体が間違えて自分の体の一部を攻撃する)による炎症が起こって、軟骨や骨まで破壊します。安静時でも関節痛があり、動かすと悪化して非常に辛いです。診断は採血とレントゲン検査などの画像検査と症状からなされます。治療と経過ですが、以前は鎮痛剤とステロイドを長期投与しながら悪化した関節を手術するしかなく、薬の副作用に苦しみながら症状も抑えきれず予後不良でした。しかし最近は抗リウマチ薬や生物学的製剤というお薬が開発されて、緩解する人も増えて格段に改善しています。
早期診断・治療することで経過が随分良くなる可能性があります。症状から関節リウマチを疑えば医療機関に相談ください。

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救急科部長 竹中 洋幸
京都大学医学部卒
京都大学大学院卒
勤務歴:京都大学医学部付属病院、市立島田市民病院、康生会武田病院
専門分野:救急・総合診療科

枚方公済病院
枚方市藤阪東町1丁目2番1号
TEL 072-858-8233

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