ニホンのチカラ 平成19年4月15日号

サッカー日本代表や各スポーツ選手、オリンピックのメダル数などの国際ランキングについては、ニュースでもよく話題になりますが、皆さんは日本の経済力のランキングはご存じでしょうか?
 国の経済規模を計る指標とされるのがGDPです。GDPとは、英語の「国内総生産」の頭文字から取っています。簡単に言うと、個人や企業などが国内で使うお金の合計額のことです。
 ’05年の世界GDPランキングでは、①米国②日本③ドイツ④中国⑤英国となっています。国民一人当たりのGDPでは①ルクセンブルク②ノルウェー③アイスランド…⑬日本となっています。
 国としては2位ですが、一人当たりでは13位となることから、強い日本経済は過ぎ去ったと言って良いかも知れません。予測では、’40年には4位に転落し、メキシコやブラジルなどと肩を並べることになります。
 今後、日本の取るべき道としては、国力の衰退のスピードを少しでも抑えるために、①財政再建、②福祉の充実、③外交などでより一層の努力が必要になるでしょう。
 ちなみに、東京都のGDPはカナダに匹敵します。同じく大阪府はスイス、兵庫県はアイルランド、京都府はニュージーランドと同じ規模のGDPとなっています。こうした角度で見ると、地方自治体のパワーを感じますね。
 皆様からのご意見・ご質問をお待ちしています。

実践!ライフマネジメント
日本ファイナンシャルプランナーズ協会会員
下北 行則さん

〈プロフィール〉
酪農研修を修了しカナダから帰国後、上級ファイナンシャルプランナー(FP)の資格を取得、独立系FPとして活躍中。
目標は世界を視野に入れたFPビジネスの展開。

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