シリーズ人権を考えよう:夢に向かって

交野市立交野小学校 6年 坂野 心響(しおん)さん

ぼくが今頑張っていることは、バイオリンです。小学校三年生の時、ぼくのお母さんのお友だちのコンサートを聴きに行ったときに、バイオリンの素敵な音色に感動して、ぼくもあんな風に弾いてみたいなと思いました。それから一年後、お母さんのお友だちがぼくにバイオリンを教えてくださることになりました。先生はとてもきびしくて、初めのうちは弓を正しく持てるようになるまでは、楽器には触らせてもらえませんでした。ぼくはどうしても早く弾けるようになりたくて毎日頑張って練習しました。
バイオリンのレッスンを始めて三ヶ月後に初めての発表会がありました。ひとりで舞台に立って演奏するのは初めてで、息ができないくらいとても緊張しました。でも、精一杯演奏したら、客席のみなさんがたくさん拍手をしてくださり、とても嬉しかったです。
バイオリンのレッスンはとても厳しくて、毎日お母さんに怒られてばかりですが、僕はたとえ何度失敗したとしても、一つ一つを学んで、もっと努力を重ねていきます。へこたれずに、あきらめずに。その繰り返しを続けるうちに成功への道がつながっていくと信じています。
ぼくの名前はしおんと言います。心に響くと書いてしおんと読みます。お父さんとお母さんがいっぱい考えてつけてくれた名前です。僕は将来、みんなの心に響くような演奏ができるようになりたいと思います。落ち込んでいる人や辛い思いをしている人に励ましを送れるような演奏ができるよう、これからも日々の練習を頑張ります。

※この作文は小学5年生の時に書いたものです。

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