難局を乗り越え、前進を!

大人としての自覚を持ち、再会を喜び、新たな出発点に



1月11日、成人の日。交野市では881人が新成人となり、星の里いわふねで成人式が開かれ、スーツや振り袖にマスク姿の新成人たちが新たな門出を迎えました。新型コロナウイルス感染症拡大で、大阪府も緊急事態宣言発令を国に要請する中でしたが、市は、密を避けるため、午前・午後の二部制とし、新成人のみの入場、検温、手指消毒、間隔を空けての着席、時間短縮など感染防止対策を講じて開催をし、式典はオンラインでライブ配信もされました。
黒田実市長は「コロナ禍の中、人とつながることの大切さを実感した若い世代として、人とどうつながるかを考え、出会いと経験を重ね、成長してほしい」と話しました。
新成人代表の小篠広幸さん(一部)と片岡和弘さん(二部・写真)は、万全の体制で開催してもらえたことと、育て、支えてくれた人々への感謝を述べ、小篠さんは「中学時代に高齢者施設を訪問した時に、厳しい戦争時代を生き抜き、日本の高度成長期を支えた方たちとの出会いを思い返し、今、不安や様々な思いを抱いて自分たちは集まったが、今度は苦しい時を自分たちが引っ張っていけるよう精進したい」と。片岡さんは「コロナ禍に見舞われたが、様々な発見や自分と向き合うなど有意義に過ごす人もいる。この経験をマイナスでなくプラスに変え、未来につなげたい」と話し、この日の再会に大きな意味を感じ、前向きに歩むことを誓いました。
閉塞する時代の船出ですが、ITの進化と共に育った彼らは、世界中の人々とつながり、仲間を作っていきます。情報を集め、自分たちの経験の範囲を超えて、知識や世の中の動き、様々な考え方を知り、自分を磨いていくことができます。若さと柔らかい感性で、難局を乗り越えてほしいと願います。

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