枚方公済病院シリーズ:心電図異常

心電図は健康診断でよく行われる検査で、正常パターンと異なれば異常とされて精査が勧められます。

心電図異常には、不整脈(心拍パターンの異常)と波形の形態異常の2種類があります。不整脈の代表は期外収縮(タイミングの早い心拍で脈が飛ぶ)で、それだけでは全く問題ないのですが、それがきっかけで病気が見つかることがあります。心房細動、房室ブロックなど特殊な不整脈が見つかり、精査や治療が必要な場合があります。波形の形態異常では狭心症や以前発症した心筋梗塞、特殊な心筋症が見つかることがあります。心電図は多くの心疾患を発見するきっかけになる検査ですので、異常を指摘されれば病院で精査を受けることが大事です。

その一方で、心電図異常とされても精査の結果、問題ないと判断される人が実はほとんどです。「期外収縮があるだけ」、「意義のない波形の形態異常」の場合などがそうです。これらの人はその後も心電図検査の度に「異常がある」と言われてしまうので、可哀想なことに自分は心臓が悪いと暗示にかかって強い不安を抱えていることが多いです(心臓神経症)。

心電図異常には、問題がある人とない人がいます。担当医の判断をよく理解して対応しましょう。
……………………
救急科部長 竹中 洋幸
京都大学医学部卒
京都大学大学院卒
勤務歴:京都大学医学部付属病院、市立島田市民病院、康生会武田病院
専門分野:救急・総合診療科

枚方公済病院
枚方市藤阪東町1丁目2番1号
TEL 072-858-8233

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です