テニスで全国優勝〜枚方市 市民スポーツ賞授与〜





 テニスの国内最高峰の大会、「第83回日本商業開発(株)全日本ベテランテニス選手権,21」で、枚方市のチームに所属の杉井富美枝さん・石川純子さん(ダブルス女子70歳以上の部)と、大西敢さん(ダブルス男子35歳以上の部)が、見事優勝。2月18日、枚方市役所で市民スポーツ賞が授与されました。同選手権は昨年10月、名古屋市と福岡市で開催。35歳以上5歳刻みの年齢区分別で競い合う、最もレベルの高い大会です。

 杉井さんは学生時代、軟式テニス部でしたが10年のブランクを経て硬式テニスに変更。石川さんは大人になってから始めました。枚方市のテニススクールから始まり、仲間ができ、チームで王仁公園や藤阪東町の市営コートで日々練習、大いに楽しんでいます。二人はペアを組んで26年。全国制覇を4度達成する強豪ペアですが、互いに好調・不調な時もあるけれど、一度も気持ちが合わないことはなかったと話します。試合の緊張感と、勝てた時の喜びは最高で、負けた時は二人で敗因を相談して練習し、実った時はもっと嬉しいねと、終始穏やかな笑顔。

 大西さんは、5歳から大学生までテニスに励んできましたが、社会人となり、やめて10年後に再開。市外のテニス仲間と組んで優勝を。真剣に勝負できる清々しさと、勝ち負けでなく相手を尊敬できるのが、テニスの魅力。更に好きになり楽しんでプレーすると、自分で考えるテニスができるようになったと。

 テニスは、欧米の研究で平均寿命を最も伸ばすスポーツと検証されました。全身運動、瞬時の判断と行動による脳の働き、そして何よりも一緒にプレーを楽しむ仲間や相手とのコミュニケーションが鍵だそうです。技術はもちろん、テニスで培った人間性の大きさが伝わり、見上げる思いがしました。


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