花粉症 平成17年2月1日号

今回は花粉症について述べます。断っておきますが、私は花粉症の専門家ではありません。しかし、間もなく花粉症の患者さんが多数来院されますので、皆さんと一緒に勉強するつもりで取り上げました。
まず花粉症には四大特徴があります。①くしゃみ ②鼻水 ③鼻詰まり ④目の縁のかゆみ、このすべてを大事に抱え込んでいる人もあれば、この中の一つまた二つだけという人もあり、中には顔がひりひりしたり、かゆくなったりする人もいます。この原因は杉花粉が最も多く、ほかの木や花の花粉の場合もあります。
鼻水が出たりくしゃみをするのは外部から侵入している物質を体外に出そうとする人間本来の働きからです。これをIgA抗体といっています。粘膜の中でこの抗体が分泌不足であるとウイルスや花粉が侵入してきた時、マクロファージなどの免疫細胞が反応し、Th2が活性化し、IgA抗体の後方で守るIgE抗体が過剰反応
(鼻や気道では花粉、腸管では異種蛋白)するため、粘膜を傷め四大特徴として現れるのです。
戦士として戦うのがこの抗体です。さらにストレス、睡眠不足、たばこ(特に副流煙が多い)、排気ガス、光化学スモッグ、家の中のほこり、ダニの死骸なども花粉症と関係する原因ともいわれています。
そこでこれらを予防、また治療する方法として、
一、ヨーグルト、キウイ、生姜、モズクなどを食べると良い。また、凍頂烏龍茶(メチル化カテキン入り)を飲むと特に良い結果が出ているようです。
一、外出する時は眼鏡を掛け、マスクをするなどの予防を。
一、外出から帰ったら洋服のほこりを外で払い落としてから入室し、0.1%の食塩水でうがいをする。
一、一日に数回ぬるま湯程度のタオルで鼻を温め、刺激を和らげる。
一、最後に目や鼻から2~3㎝のところに手のひらを当て、気を5~10分送る。
 これが意外と効果があり、即効性もあることが実証的に分かっています。
 簡単になりましたが、理論を知るより予防や治療法を知っていた方が良いと思い書きました。

吉見カイロプラクティック クリニック
吉見 猪之助院長
気功とカイロプラクティック療法で難病患者の施術も。毎水曜枚方駅前教室などで気功教室開催中。
東大阪市花園東町1の17の2 tel.072(961)4433
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