今回からは泌尿器科医が避けて通ることができない病気である性感染症についてお話します。
 性感染症とは名の通り、性行為により感染する病気の総称です。一般的には性病と呼ばれることが多いのですが、ここでは英語表記Sexually Transmitted Diseaseの頭文字を取ってSTDと呼ぶことにします。
 STDには実に多くの病気が含まれますが、法律でその感染動向が調査されるものには、梅毒、HIV感染、性器クラミジア、性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、淋菌感染の6つがあります。そのほかにもトリコモナス症、性器カンジダ、毛ジラミなどがあります。お聞きになったことがある病名もあるのではないでしょうか?中には「今時、梅毒や毛ジラミなんて」と思った方もおられるかも知れませんが、しかしそうではありません。確かに、中には減少しているものもありますが、依然として多くの感染例がありますし、HIV感染などのように増加しているものもあります。また、目や口の中といった性器以外の感染が増えていることも問題となっています。STDの怖いところは、きちんと治療しなかった場合、周りにどんどん広がっていく可能性があることです。したがって、正しい知識を持ち、適切な治療を受けなければなりません。次回から、このSTDについて、一つずつ取り上げていきたいと思います。

泌尿器科部長 百瀬均院長 大山信雄先生
星ヶ丘厚生年金病院 
枚方市星ヶ丘4-8-1 TEL072-840-2641

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