今回は前立腺がんの治療法の一つである放射線療法についてです。対象となる患者さんは手術と同様、主に転移のない、がんが前立腺に限局した方と考えてください。
 放射線治療の方法にはいくつかの種類があり、施設により異なります。その一つは体の外側から前立腺に焦点を合わせて放射線を照射する方法で、「外照射」と呼んでいます。いま一つの方法は、放射線を一定期間出すように作られた針を、前立腺の内部に埋め込んで中から照射する「小線源治療」と呼ばれるものです。ただし、一口に外照射と言っても放射線の種類や照射する機械により、いくつもの種類があったり、中には先進医療の適用となっていて、一般の健康保険が使えないものがあったり、またさらには外照射と小線源治療を併用する場合もあり、その方法は様々です。結局は患者さん個人個人に合った方法を担当医と相談し選択することになります。
 放射線治療の利点は基本的には通院で行えたり、入院が必要な場合でもごく短期間で済む場合が多いということと、手術よりも治療後の尿失禁や勃起不全の割合が少ないことなどです。
 合併症については治療法によりその種類や頻度が変わってきますので、担当医の説明を十分に聞いた上で選択することが重要です。

泌尿器科部長 百瀬均院長 大山信雄先生
星ヶ丘厚生年金病院 
枚方市星ヶ丘4-8-1 TEL072-840-2641

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