今回はマジックにも使える「不思議な風車」を作ってみましょう。
コピー用紙を一辺の長さが5㎝ほどの正方形に切り、左図のように対角線の折り目をつけます。その折り目に端から8割ほどハサミで切り込みを入れ(…部)、○印をつけた部分を少しだけ斜め上向きに折ります。○印の無い方は斜め下向きに折り、紙の真ん中をへこませて、ボールペンのペン先に乗せます(写真参照)。するとボールペンを持って支えるだけで正方形の紙が回り出します。風の無い室内でやってみましょう。結構速く回るので不思議です。
手の体温で温められた空気が上昇し、紙の切れ目から噴き出して、その反作用で風車が回るのです。体温程度の温かさで上昇気流が起こります。
実は晴れた夏の日の午後、目に見えませんが、地表近くから同様の上昇気流が生じています。気温は体温程度なので、上昇する速さは体温によるものとそれほど変わりませんが、広範囲なのでエネルギーが、けた違いに大きくなります。高さ10近くの入道雲ができたり、熱帯で台風ができたりするのは、この上昇気流によるものなのです。「不思議な風車」で上昇気流を体感してみませんか。

過去コラムはコチラ→ http://www.mylife-np.com/koramu_kako/jikkenn.html

山田善春教諭 プロフィール
理科教諭や学生、社会人など、実験好きの人たちが集まるサイト「オンライン自然科学教育ネットワーク」の世話人。
http://www.onsen-web.org

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