「チクる」という危険な言葉がある。
 口(クチ)が逆さになった隠語で「告げ口する」「密告する」という意味がある。
 これを放置すると「いじめ」を助長することになる。「チクる」とは悪いことだと子どもたちは(親も)思わされている。
 「チクる」とは、「逐一報告する(ホウ・レン・ソウ)」のことであり、自分たちで解決できないことを周りの大人に報告・連絡・相談することは大切なことだと教えなければならない。
 また、「いじめとは何か」をきちんと教える必要がある。

▽レベル1 からかい・いけず 
▽レベル2 きつい言葉・もの隠し・落書き
▽レベル3 こわす・なぐる・ける
▽レベル4 不登校・転校
▽レベル5 自傷行為・自殺

 それが具体的に理解できるように、いじめで自殺した子どもたちの遺書を読む。悲しいかな、多数のご遺族の方がネット上で公開されている。読んでいる私も涙がこみ上げてくる。
 また、『わたしのいもうと』(松谷みよ子)の絵本の読み聞かせも効果的である。いじめが原因で死んでいった妹の心のつぶやき、
 「わたしをいじめた人たちは、もうわたしをわすれてしまったでしょうね。あそびたかったのに、べんきょうしたかったのに」をしっかりと伝えたい。

糸井 利則
1961年大阪市生。大阪教育大学国語科卒。自転車で日本一周したり、台湾や韓国に住んだり、米国テネシーの日本人学校で講師、ニューヨークでウエーターや観光ガイドをしたりして、最終的にニュージャージー州立大学修士課程を修了。
現在は大阪市立小学校に勤務

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