秋で他部へ異動になった中田敦之記者に代わり、9月から読売新聞枚方支局に赴任し、このコラムを担当させていただくことになりました、梶多恵子と申します。聞けば、同支局に女性記者が配属されるのは初めてとのこと。女性らしい視点はもちろんのこと、男性記者に負けないパワフルな記事が書けるよう、頑張っていきたいと思います。お付き合い、よろしくお願い致します。
さて、「枚方市」と言えば、2005年までひらかたパークで開かれていた「ひらかた大菊人形」が有名です。そこで、「枚方に赴任したからには、まずは菊人形の取材をせねば」と、早速、市民の皆さんが菊人形作りをしているという「ひらかた市民菊人形の会」の作業場におじゃましました。
同会は、「ひらかた大菊人形」が閉幕した際に、市民の手で菊人形の技術を残そうと結成されました。現在は、人形師の武河重仁さん(71歳)の指導の下、15〜20人のメンバーの皆さんが菊人形の制作に取り組んでいます。
会の発足当初からメンバーだった坂本奈三郎さん(67歳)は、「地域に貢献したい」と、定年退職と同時に、入会したそうです。「菊人形は身近すぎて、それまで、あんまり見に行ったことがないんです。でも、なくなるとなると惜しい。何とか力になりたいと思って」と坂本さん。それから週4回、朝から晩まで作業場にこもり、菊人形作りに励んでおられます。
会発足時、入会希望者は80〜100人に上ったそうです。そのうち厳選された15人がメンバーに選ばれました。ほとんどの方が、今も残って制作活動に取り組んでおられます。当然、皆さんボランティア。そのお話を聞き、枚方市民の菊人形に対する一方ならぬ愛情を知りました。
転勤の多い仕事なので、広島や京都など様々な町で暮らしました。そこには、生活して初めて見えたそれぞれの町の良さがありました。
枚方市などの北河内の地域は、日本書紀にも登場する歴史の深い町です。菊人形だけではなく、これから、地域の人や町の魅力をどんどん発見していきたいと思います。

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