高校生の息子です。最近、口を開けば先生や友だちの悪口ばかりです。聞き流せばいいのか、悪口を制する方がいいのか迷っています。


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 カウンセリングで話される内容の多くは悪口です。夫のこと、子どものこと、ママ友のことと限りがありません。そして、カウンセリングの後半に「私って今日、悪口ばかり言ってましたねぇ…すみません…」とバツの悪そうな表情で私にわびられるのです。 実はカウンセリングでは、「悪口」とやらを話してもらわないと困るのです。謝られても困るのです。しかし、われわれは、子どもの頃から「人の悪口を言ってはいけません!」と刷り込まれて育ってきました。故に悪口を言うのは悪いこととの認識を持ってしまっているのです。
さて、その「悪口」ですが、果たして悪口なのでしょうか?前述のクライアントの発言に「あなたが今日、お話されたことは悪口ではなく、事実であり、現状であり、また、それに基づいた生の感情を話されたのです。それを言い控えされますと、カウンセラーとして、どのようにあなたを援助して良いか、分からなくなります」と応答します。その通りなのです。しっかりと現状と感情を把握しておかないとカウンセリングになりません。
そのように「悪口」ではなく、「現状と生の感情」を話していると、定義付けを変えるのです。ただし、真実でないことを歪曲させて、相手を非難する、または周囲に言いふらすのはいけません。
よって子どもが話す内容が悪口なのか、現状においての生の感情なのかを確認することが必要です。
私も時として悪口を言われます。その場合、その悪口の内容は自分の気付いていない事実では?と真摯な態度で認識できるよう、努力しております。

こころの教育Q&A 子どもの心理を知ろう
家庭教育専門カウンセラー 深田 昭一 さん

心理分析室 深田昭一事務所
TEL 06(6942)0605

大阪青年会議所会員(文化都市推進委員)
元暴走族から更生、教師を経てカウンセラーに転身。現在、カウンセリング、並びに各地での講演活動を実践。テレビ、ラジオなどにも出演。

 

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