先日、淀川河川公園などで開催された「第36回新春走ろうかい ひらかたハーフマラソン」の取材にうかがいました。読売新聞大阪本社が後援で、毎年取材させていただいている、新春の恒例行事です。あいにくの雨にもかかわらず、5700人が参加し、大いに盛り上がりました。 
大会では、ハーフマラソンに加え、年齢、男女別などで計23部門があり、その中に、視覚障がい者の方が参加される、男子10キロ、5キロ、女子5キロの3部門があります。男子10キロで優勝されたパラリンピック銅メダリストの和田伸也さん(35歳)のほか、計24人が参加されました。 
視覚障がい者マラソンでは、ランナーに伴走者がついて、曲がり角や段差、危険箇所などを知らせながら誘導します。互いをつなぐロープを手に持ち、まさに二人三脚でコースを走ります。手の振りや、走るペースを合わせることも重要です。当然、伴走者には、コースを走りきる体力も求められます。 
同大会には、毎年、地元枚方高校のサッカー部員らが、伴走者としてボランティアで参加しています。男子5キロで優勝した京都府宇治市の三木省三さん(61歳)について伴走した1年生宿里将希さん(16歳)は、今回初めて参加しました。「優勝できて良かった」と満足した様子で、「来年は、もっと上手になって参加したい」と意気込んでいました。三木さんも「初めてなのに、走りやすく誘導してくれた」と、大変感謝されていました。
マラソンが苦手な私にとって、5キロでも10キロでも、走れる人は尊敬に値します。まして、2人で息を合わせて走るなど、ますます難しそうだと感じてしまいますが、三木さんは「コミュニケーションをとりながら一緒に走れるのが、1人で走るのでは味わえない楽しみなんです」と教えてくれました。20年以上、マラソンを走っているベテランランナーの三木さん。今ではロープを持つだけで、伴走者の体の調子まで分かるそうです。
参加したすべての方に、それぞれのドラマがあり、楽しみがあったと思います。とにかく、皆さん、ナイスファイトでした。
読売新聞枚方支局 梶 多恵子

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