前回は体罰について是々非々で考えるべきとの内容でした。今回は「体罰全否定」の問題点をカウンセリング的、並びに臨床家として述べさせていただききます。 心理学の中で「交流分析、ストローク理論」というものがあります。
簡単に説明しますと、
①身体的プラスのストローク(なぜる、だっこする)。心理的プラスのストローク(ほめる、認める、聴く)。
②身体的マイナスのストローク(なぐる、蹴る)。心理的マイナスのストローク(叱る、否定する、暴言)などです。
まさに体罰は、前述の②、心身的なマイナスのストロークであることは明白です。それを今回の体罰による自殺によって、プラスのストロークにシフトしなければならないと、マスコミ、または有識者は声高に力説しています。
しかし、ここで特筆すべきことはストローク理論の最後の、
③「ディスカウント」と呼ばれるものです。これは「無視、無関心」を表わします。虐待で言うと「養育放棄、ネグレクト」と同様とお考えください。
さて、この「ディスカウント」という対応で接した際の子どもの心的外傷は計り知れません。
次号「体罰(3)」ではディスカウント対応での多大なる問題点について説明します。

こころの教育Q&A 子どもの心理を知ろう
家庭教育専門カウンセラー 深田 昭一 さん

心理分析室 深田昭一事務所
TEL 06(6942)0605

大阪青年会議所会員(文化都市推進委員)
元暴走族から更生、教師を経てカウンセラーに転身。現在、カウンセリング、並びに各地での講演活動を実践。テレビ、ラジオなどにも出演。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

ページ上部に