さて、今号は「4つの人生態度」の最終となる「自他否定」の危険性を説明致します。自分のことを愛し、認めることができず、また、他者に対しても愛すること、認めることもできず、更に「恨み」を持ってしまうという状態が長期化した場合、どのような危険性をはらむのか…。一言で言い表しますと「自暴自棄」です。 何年か前に父親の勉学の指導が行き過ぎて、子どもが父親を金属バットで撲殺するという悲惨な事件が起こりました。これは「自分は今、生きづらい。それは自分がダメな人間だからなんだ(自己否定)。でもこの生きづらさの原因は親が悪いからなんだ(他者否定)」という自暴自棄の感情になり、あのような事件を引き起こしたのではないかと憶測します。
前述のケースは恨みの対象は親でしたが、これが更にエスカレートすると、その恨みは社会に向いていきます。自分の生きづらさは、社会全体に責任があるとの感情で、秋葉原で起こったような無差別殺人の罪を犯したとも推測されます。
ただし、これらの事件は特異なケースで、「自他否定」の状態であっても「褒める、認める」ことで、後の人生を塗り替えることは高い確率で可能です。

こころの教育Q&A 子どもの心理を知ろう
関西カウンセラーズ研究会

心理分析室 深田昭一事務所
TEL 06-6942-0605
大阪青年会議所会員(文化都市推進委員)
元暴走族から更生、教師を経てカウンセラーに転身。現在、カウンセリング、並びに各地での講演活動を実践。テレビ、ラジオなどにも出演。

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