吹き抜ける風が心地よく感じる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか? 前回まで「急性心筋梗塞」で命を落とさないためには、迅速な「心臓カテーテル治療」が必要であることをお伝えしました。今回はその治療について専門医の立場からお話します。
「心臓カテーテル治療」は、心臓の動脈の詰まったり細くなったりしている箇所を、風船(バルーン)で広げたり、金網(ステント)を入れ込んだり、カッターで柔らかい部分を削り取ったり、ダイヤモンドで硬い部分を削り飛ばしたりすることで、心臓の隅々まで血流が通うようにする治療法です。
手首(数ミリ)や足の付け根(1センチ)の動脈から局所麻酔で行うことができるため患者さんの負担は少なく、かつ症状も劇的に改善することからここ20〜30年で急速に普及してきました。最近ではバルーンやステントに薬が塗りつけてあり、その薬の効果で一度治した血管がまた細くなることがほとんどなくなってきています。
しかし諸刃の剣として、血管が破れたり、詰まったりする合併症もあり、時には生命に関わることもあるため、豊富な経験、卓越した技術そして何より強い精神力を併せ持つ医師に行ってもらうべきでしょう。

毅峰会 吉田病院(枚方市北中振3-8-14)
TEL 072-833-1831
循環器内科部長 木戸 淳道
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京都府立医大医学部卒業日本循環器学会専門医
日本心血管インターベンション治療学会専門医

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