枚方市東部の春日地区は、昔の趣が残る歴史深い町。しかしながら、公共の交通機関の便がなく、外出するには、「JR津田駅」または、「四辻バス停」まで、共に20〜30分歩かなければならなく、不便な住宅街となっています。少子高齢化が進む中、駅やバス停に行くのが困難で、外出意欲がなくなり、高齢者が孤立、引きこもりがちになるなど、地域で心配されていました。そこで、春日バス導入推進委員会を立ち上げて「春日にバスを通して」と願う2010人の署名を集め、伏見隆枚方市長に運行を嘆願。枚方市は京阪バスに強く働きかけましたが、京阪バスからは困難との見解が。しかし、市と委員会はあきらめずに、バスが通れる道路や利用度の調査を重ね、住民と地元の企業からアンケートを取り、何度も陳情を。それから2年半、廃止路線は増えても、新路線は珍しい現状の中、「津田駅〜京阪交野市駅」の新路線が開通。春日地区に初めて念願のバスが通りました。

4月1日、地域の氏神様である「春日神社前」停留所では市長も駆け付け、開通式が行われました。年配者だけでなく、幼い子どもを持つお母さんからも喜びの声が聞かれ、初めてのバスが到着すると、楽しげに住民たちはバスに乗り込みました。
「このバスの開通により、地域のコミュニケーションがより良くなり、地域の活性化になることを願っています」と、春日バス導入推進委員会会長樫川進さん。バスが町の風景に溶け込み、住民たちに活力を与えることを期待します。