皆様、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
今年は5年ぶりに高血圧治療指針が改定される年ですので、今回は「家庭血圧測定」の重要性についてお話します。
現在日本国内で高血圧患者さんは4300万人もいて、その内、目標値をクリアしている方は30%程度しかいないそうです。「なぜ血圧を適切に保つ必要があるの?」と思うかもしれませんが、最大の理由は脳卒中や心筋梗塞を予防するためです。これは「久山町研究」という有名な生活習慣病の疫学調査でも実証されています。
まずは自分の血圧を正しく把握することが重要ですが、その最適法は「家庭血圧測定」です。家庭血圧計は上腕型を使用し(手首型は誤差が出やすいため)、朝起床後(排尿後)と就寝前の1日2回、静かな適温下で腕を心臓と同じ高さに置いて計測しましょう。2、3回は測定し平均が140/Hg90mmHg以上であれば高血圧ですので医療機関を受診すべきです。
75歳未満の方は家庭血圧が125/75mmHg未満、75歳以上の方は135/85mmHg未満となるよう生活習慣介入を中心に管理することが必要と新ガイドラインでは推奨されています。

毅峰会 吉田病院(枚方市北中振3-8-14)
TEL 072-833-1831
循環器内科部長 木戸 淳道

京都府立医大医学部卒業
日本循環器学会専門医
日本心血管インターベンション治療学会専門医・施設代表医