シリーズ人権を考えよう:人権学習を終えて ~特攻隊~

交野市立第一中学 2年 髙橋 美晴(みはる)さん

私は平和学習で特攻隊について調べた。特攻隊として出撃するとは、もはや自ら命を投げだすのと同じである。しかし、当時の人達は、お国のためならと命を差し出すことに誇りを持ち、むしろそれに反対する人を非国民として警察に通報するなど、今では考えられないことを当たり前として考えていたのだ。
特攻隊の中でも今回私が担当した特攻隊員の家族への手紙は、人権について考えさせられるものがある。手紙は離れて暮らす特攻隊員とその家族など、親しい人達とのもので、普段からやりとりは行われていたと思うが、私が見たものの多くは出撃直前のものだった。その手紙は感謝の言葉や伝えたかったことなどが残されている。でもその手紙には本当は心の中に少しでもあるはずの「いやだ」とか「死にたくない」などの言葉はほとんどなかった。手紙に書くことではないのかもしれないが、全員が国のために自分の命を差し出したいと思うだろうか。まだ若く、戦争さえ無ければ何でもできたはずの彼らはきっと心のどこかで戦争に反対する気持ち、自分よりもはやく出撃し、帰らぬ人となった仲間に対する悔しい思い、自分の死に対する恐怖があったと思う。もし私がその立場ならきっと恐怖や悔しさでおしつぶされてしまうだろう。
この学習を通して、まだ若い彼らから夢を追う権利や命をうばった特攻隊の出撃、彼らだけでなく何万人という人から命をうばった戦争はもう二度としてはいけないと改めて感じた。

※この作文は中学1年生の時に書いたものです。

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