吉田医療新聞:起立性低血圧症  ー夏の立ちくらみに要注意ー

長い梅雨がようやく明けたと思ったら猛暑の毎日です。今回はそんな暑い季節になると起こりやすくなる、「起立性低血圧」についてお話します。
「起立性低血圧」とは急に立ち上がったり、長時間立ち続けていると、立ちくらみやめまいなどの症状が出るものをいいます。
なぜこのようなことが起こるのでしょうか?それは自律神経のバランスが崩れ、血管の調節がうまくいかないことに原因があります。
人は起き上がる際に下肢の静脈が瞬時に収縮することで、血液が下半身にたまるのを防いで、心臓から出ていく血液量を維持しているのですが、この血管の調節がうまくいかないと心臓から出ていく血液量が減って、急に血圧が下がってしまうのです。そうなると頭へ行く血流も少なくなり、立ちくらみやめまいを引き起こしてしまうのです。
降圧薬を内服されている方や糖尿病がある方は「起立性低血圧」になりやすく、特に夏場の脱水や飲酒は更に起こりやすくさせるので要注意です。「起立性低血圧」の方は頭を前屈させて30秒ほどかけてゆっくり立ち上がりましょう。また夏期にはやや多めの塩分摂取を行うことも予防効果があります。

毅峰会 吉田病院(枚方市北中振3-8-14)
TEL 072-833-1831
循環器内科部長 木戸 淳道

京都府立医大医学部卒業
日本循環器学会専門医
日本心血管インターベンション治療学会専門医・施設代表医

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