吉田医療新聞:高血圧と心不全 ー高血圧から心臓を守りましょう!ー

朝夕は冷気を感じる季節となりました。今回は毎年こんな時期から急増する「高血圧からくる心不全」についてお話します。
私たちの心臓は血液を送り出すポンプとしての機能を持っていますが、高血圧になると心臓はその高い血圧に逆らって全身に血液を送り出さなければいけなくなり、大きな負担がかかってしまいます。
心臓にそのような状態が長く続くと、常に筋トレをしているボディビルダーのように心臓の筋肉はムキムキになり、いわゆる心肥大となってしまうのです。
「それって心臓が強くなっていいんじゃない!」と思われるかもしれませんが、心肥大になって良いことは何ひとつありません。
心肥大になると、しなやかさが失われ、心臓が拡張しにくくなってしまいます。そのため、肺に血液がうっ滞し、息切れ、むくみや疲れやすさといった心不全症状が起こりやすくなるからです。
夏場と同じように塩分を過剰摂取すると血圧が上がりますので、寒くなるこの時期からは減塩と適度な運動を行い、血圧を適切に保つようにしましょう。

毅峰会 吉田病院(枚方市北中振3-8-14)
TEL 072-833-1831
循環器内科部長 木戸 淳道

京都府立医大医学部卒業
日本循環器学会専門医
日本心血管インターベンション治療学会専門医・施設代表医

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