こどもの心理を知ろう:親の器

新型コロナの感染が広がる中、経済は?学校や受験は?就職は?親の不安が子どもに及ぼす影響は計り知れません。今回は中国の故事にある「木鶏」の話です。
鶏を戦わせる闘鶏を好きな王が、闘鶏を育てる名人に、強い鶏にしてほしいと託します。10日ほど経った頃、王が「もうよいか」と聞きました。名人は「まだいけません。空威張りして〝俺が〟というところがあります」と答えました。さらに10日経ち、王が聞くと、「まだだめです。相手の姿を見たり声を聞くと、興奮してしまいます」。また10日後に聞くと、「まだいけません。相手を見るとにらみつけて、圧倒しようとするところがあります」との答え。
こうしてさらに10日経って聞きました。すると初めて「もう良いでしょう。他の鶏の声がしても少しも平生と変わらず、その姿はまるで木彫の鶏のようです。その徳の前には、もうどんな鶏を連れて来ても、応戦するものはなく、姿を見ただけで逃げてしまうでしょう」と言いました。
このような状況だからこそ誤った情報に踊らされることなく、正しく恐れる賢明な行動が求められます。子どもの不安を取り除けるように木鶏のごとく、ドンと構えてください。

こころの教育Q&A こどもの心理を知ろう
関西カウンセラーズ研究会
心理分析室 深田昭一(上級教育カウンセラー)
元暴走族から更生、教師を経てカウンセラーに転身。現在、カウンセリング、並びに各地での講演活動を実践。テレビ、ラジオなどにも出演。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です